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  • 執筆者の写真藤吉クリニック

暑い季節、お腹のトラブルに注意!下痢や嘔吐がある時の食事

更新日:2023年6月2日

気温も湿度も高くなるこの時期は、例年「最近、なんだか下痢気味です」という患者さんが増えてきます。下痢や嘔吐などの症状があり胃腸が弱っている時は、医療機関での治療に加えてご自宅での食事療法が大切になります。

水分と栄養の摂り方のポイントに気をつけて、暑い季節のお腹のトラブルに対処しましょう。


<食事のポイント>

1.水分・塩分(ナトリウム・カリウム)の補給をこまめにしましょう

  • 1日に500mL~1Lの量を少しずつ飲みましょう。

  • 常温からひと肌程度にし、冷たい水分は避けましょう。

  • 温かいお茶や梅干しなどもおススメです。(梅干しの摂りすぎには注意しましょう)

  • 吐気が続いて水分が摂れない方は、点滴が必要です。来院をお勧めします。


2.食事は消化に良いものを少しずつを心がけましょう

  • 症状が落ち着いてきたら、お粥などのエネルギー源となる食品や、傷ついた粘膜を修復するたんぱく質が豊富な食品を摂ります。


おすすめの料理:

お粥・卵粥、豆腐や野菜の味噌汁、野菜スープ、茶わん蒸し、湯豆腐、鍋、野菜(人参・白菜・ほうれん草・じゃがいも)の煮物、ポトフ、白身の煮魚、すりおろしリンゴ、バナナ



3.消化に悪い食品、刺激が強い食品は避けましょう

  • 牛乳、ヨーグルト、ヤクルト、アイスクリームなどの乳製品

  • 線維が多くてかたいもの:生野菜、ごぼう、れんこん、トウモロコシ

  • 高脂肪食品:揚げ物、うなぎのかば焼き、甘い洋菓子、プリン

  • 腸内で発酵しやすいもの:豆類、キャベツ、さつま芋、栗

  • 刺激物:冷たいもの、香辛料、アルコール、炭酸飲料、カフェイン飲料



<生活の工夫>

  • 夏場は特に清潔なキッチン、食品の管理(賞味期限・悪くなってないか)や調理(しっかり火が通っているか)に気をつけましょう。


  • お腹を湯たんぽやホッカイロで温めると、腸管運動の亢進が治まり痛みを和らげ、 消化・吸収もよくなります。


嘔吐や下痢の症状が続く場合、症状が改善しない場合など、不安を感じた時は当院を受診してください。

特に高齢者やお子様は脱水症状に注意してください。


脱水症状がある場合は、下痢で失われた塩分を補ってくれるスポーツドリンクや経口補水液(オーエスワン OS-1)もおすすめです。

 

医療法人 藤吉クリニック 胃腸科・肛門科

福岡県柳川市中町18 

☎ 0944-74-4025

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