気温も湿度も高くなるこの時期は、例年「最近、なんだか下痢気味です」という患者さんが増えてきます。下痢や嘔吐などの症状があり胃腸が弱っている時は、医療機関での治療に加えてご自宅での食事療法が大切になります。
水分と栄養の摂り方のポイントに気をつけて、暑い季節のお腹のトラブルに対処しましょう。
<食事のポイント>
1.水分・塩分(ナトリウム・カリウム)の補給をこまめにしましょう
1日に500mL~1Lの量を少しずつ飲みましょう。
常温からひと肌程度にし、冷たい水分は避けましょう。
温かいお茶や梅干しなどもおススメです。(梅干しの摂りすぎには注意しましょう)
吐気が続いて水分が摂れない方は、点滴が必要です。来院をお勧めします。

2.食事は消化に良いものを少しずつを心がけましょう
症状が落ち着いてきたら、お粥などのエネルギー源となる食品や、傷ついた粘膜を修復するたんぱく質が豊富な食品を摂ります。

おすすめの料理:
お粥・卵粥、豆腐や野菜の味噌汁、野菜スープ、茶わん蒸し、湯豆腐、鍋、野菜(人参・白菜・ほうれん草・じゃがいも)の煮物、ポトフ、白身の煮魚、すりおろしリンゴ、バナナ

3.消化に悪い食品、刺激が強い食品は避けましょう
牛乳、ヨーグルト、ヤクルト、アイスクリームなどの乳製品
線維が多くてかたいもの:生野菜、ごぼう、れんこん、トウモロコシ
高脂肪食品:揚げ物、うなぎのかば焼き、甘い洋菓子、プリン
腸内で発酵しやすいもの:豆類、キャベツ、さつま芋、栗
刺激物:冷たいもの、香辛料、アルコール、炭酸飲料、カフェイン飲料

<生活の工夫>
夏場は特に清潔なキッチン、食品の管理(賞味期限・悪くなってないか)や調理(しっかり火が通っているか)に気をつけましょう。

お腹を湯たんぽやホッカイロで温めると、腸管運動の亢進が治まり痛みを和らげ、 消化・吸収もよくなります。
嘔吐や下痢の症状が続く場合、症状が改善しない場合など、不安を感じた時は当院を受診してください。
特に高齢者やお子様は脱水症状に注意してください。
脱水症状がある場合は、下痢で失われた塩分を補ってくれるスポーツドリンクや経口補水液(オーエスワン OS-1)もおすすめです。
医療法人 藤吉クリニック 胃腸科・肛門科
福岡県柳川市中町18
☎ 0944-74-4025
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